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はじめての帝王切開!直面した状況と産後の回復とは?

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現在、妊娠中のお母さんで逆子や双子など

出産リスク回避のために帝王切開を予定されていて

不安に思っている方、少なくないと思います。

 

今は順調だけど、緊急帝王切開になったらどうしよう。

と心配されている方もいるでしょう。

 

ですが、周りに帝王切開経験者が少ない

という方も多いと思います。

 

私には3人の子供がいて、3回の出産経験があります。

 

第1子、2子は通常分娩で出産しましたが、

3人目は緊急帝王切開になりました。

 

3回目のお産ですが帝王切開ははじめての経験で、

しかも緊急だったので不安と緊張の連続でした。

 

そんな私の体験談をご紹介したいと思います。

 

微弱陣痛と旋回異常のため緊急帝王切開に!

 

私は元々、早産しやすい体質で

ハイリスク妊婦とされていました。

 

それでも第2子までは通常分娩で出産できました。

 

3人目の時は

通常の妊婦さんの倍くらいの健診に通い、

経過をみてもらい用心をしていましたが、

切迫早産で妊娠7か月ごろに

入院することになりました。

 

 

入院して検査をしたところ、子宮に炎症がみられ、

羊膜のどこかに穴が開いてしまっているのか、

少しずつ羊水が減っていることが分かりました。

 

できるだけお腹にとどめれるところまでとどめて、

少し早い出産になるでしょうと言われました。

 

 

そこからある程度、

外に出ても大きくなれる大きさになるまで待ち、

早めに陣痛がくれば産みましょうということになりました。

 

入院したのはNICU完備の総合病院です。

赤ちゃんに、万が一異常がでても

すぐ対応できるようになっていました。

 

赤ちゃんは大丈夫なのか?不安な毎日でした。

 

 

そして、3週間後に陣痛がきました。

 

いざ産もうとなったのですが、陣痛がなかなか強くならず、

きてもすぐに引いてしまいます。

 

5分もたたずに陣痛が引いてしまうので

赤ちゃんが出てこれずにいました。

 

変に力んでしまい、赤ちゃんの向きが変わり、

産道に顔を向ける状態になってしまいました。

 

通常であれば産道には

後頭部が向いていなければなりません。

 

産道から出るときに

首にダメージがかかる心配があったため、

緊急帝王切開となりました。

 

緊急帝王切開が決まり慌ただしく始まった準備と手術!!

通常の帝王切開は、

あらかじめいつに出産するかを

母体と赤ちゃんと手術室の状況をみて医師が決めます。

 

手術前は絶食し手術着に着替え準備をします。

 

緊急帝王切開の場合は

それらの準備を一からしないといけないので、

帝王切開になって呆然としている私の周りで

病院の方が慌ただしく準備をしてくれていました。

 

 

麻酔は全身麻酔ではなく部分麻酔なので、

下半身のみの感覚がなくなります。

 

なので、手術中はお腹の中が

引っ張られている感覚はありますが、

まったく痛みはない

という不思議な感覚でした。

 

 

赤ちゃんが取り上げられるまではかなり早かったです。

 

すぐそばで待機してくれていた

NICUの医師に赤ちゃんは渡され、

処置がされました。

 

先に赤ちゃんは病室へ帰るので、

先生が顔を見せてくれました。

 

責任を持ってお預かりします。大丈夫ですよ。

という言葉に安心しました。

 

 

私は後産処理で

胎盤などをとりだしてもらうのにしばらくかかりました。

 

意識はずっとありましたが、

こまめに看護師さんが肩に手をおいて、

もう少しですよ

など話しかけてくれて安心できました。

 

 

赤ちゃんが運ばれて、

しばらくして私もようやく部屋へ戻ることができ、

家族と会うことができました。

 

帝王切開は産後から回復までが出産より大変だった!?

 

帝王切開でのお産は

出産よりも産後の方が大変でした。

 

術後もしばらくは麻酔がきいていて

足を動かすどころかお腹に力が入らないので、

1人で起き上がることができませんでした。

 

麻酔が切れてきて、動けるようになってくると

傷の痛みがでてきます。

 

だいたいどれくらいで痛みがでてくるか

助産師さんが教えてくれたので、

麻酔がきれてくるタイミングで

痛み止めの飲み薬を飲み、なんとか乗り切りました。

 

 

痛みがひどくつらいまではいきませんでしたが、

産後の疲れと傷の痛みで出産当日は

あまり寝付けませんでした。

 

翌日の昼から食事をとれるようになります。

 

私は絶食せずに手術だったので、

すぐに食事がとれましたが、

双子を帝王切開で出産された方は

絶食していたこともあってか、

急に食べてもどしてしまって、

ゆっくり食べればよかったと言っていました。

 

胃がびっくりするようです。

ベッドから動けなかったこともあり、

歩いていいですよと言われた日に

一人でトイレに行こうとすると、

足が動かず大転倒してしまいました。

 

術後でもあるので、

無理をせずにゆっくりと動く方がよかったようです。

 

 

上の子2人が通常分娩だったので、

産後は1人で元気に動けましたが、

帝王切開になると産後の回復が大変でした。

 

傷はしばらく痛み、

1カ月ぐらいで気にならなくなりました。

 

 

帝王切開でよかったと思うところもありました。

 

2人目のときは後産で子宮の中のものがうまく外にでず、

産後に何度かかきだす処置をしてもらいましたが

それが痛くて、子宮の戻りも悪く、

しばらく薬を服用しました。

 

帝王切開では手術時にきれいにしてもらえるので、

そういった苦労はありませんでした。

 

1人目のときは出産時に会陰が裂けてしまい、

ぬったのでそれが痛くて苦痛でしたが、

そういこともないので、安心して椅子に座れました。

 

 

帝王切開と普通分娩の両方を経験しておもうこと!

 

3人目の帝王切開を振り返って

良いところも悪いところもあるなと思います。

 

お産は3人3様に大変でした。

 

正直、誰の時が楽だったかと言われたら、

みんな大変でした。

 

幸い3人目の子も4歳となり、

元気に大きくなってくれています。

 

出産の苦労は

なぜか子供が大きくなるにつれて忘れていきます。

 

帝王切開でも、

産婦人科できちんとしたサポート体制ができていたので、

大変でしたが安心してのぞむことができました。

 

術後も丁寧に対応してもらい、

通常分娩よりゆっくり体を休めることができました。

 

帝王切開、不安になると思いますが、

通常分娩と同じように出産の大変さもあり、

術後の大変さもあります。

ちょっと形が違うだけでした。

 

出産は何が起こるかわからないので、

ひどく心配することなく

のぞんでいただけたらなと思います。