子供への絵本の読み聞かせ いつからが正解？
我が家には中1（長男）、小5（長女）、
ちょっと間があいて年少（次女）の
3人の子供がいます。
3人の赤ちゃんを育ててきて、良いと思い、
お友達や親せきに赤ちゃんが生まれたときには、
出産祝いとしておすすめの絵本を贈ることにしています。
これがなかなか好評です。
昨年にもお友達の出産祝いに何冊かプレゼントしました。
そのお友達にとってはじめてのお子さんでした。
ちょうど、どんな絵本を読んであげたらいいか聞きたかったので
うれしいと言ってもらいました。
その時に
「いつ頃から絵本は読んであげたらいいのかな？」
と聞かれました。
絵本の読み聞かせはいつごろからはじめたらいいのでしょうか？
子供が出会った絵本の話
私自身、出産祝いとしていろいろいただいてうれしかったのですが、
その中でも、長男が３カ月健診のときに
役所でもらった絵本がうれしくて印象に残っています。
初めての子供だといつ頃どんな絵本を読んであげたらいいのか
どんな絵本があるのかさっぱりわかりませんでした。
その時の月齢に合う絵本をもらえたことで、
こういう絵本もあるんだと勉強になるなと思いました。
長男はこのときもらってきた絵本が
今でも一番のお気に入りだといいます。
何度となく読んだので今ではボロボロになっています。
保育園の時、子供が好きな絵本を
保護者懇談会で一冊紹介することがあったのですが、
その時も迷わずにこの絵本を選びました。
では、何故この絵本が今でも一番好きなのでしょうか？
この絵本のこと、長男とのやり取りを思い出し、
私はお友達に返事をしました。
生後間もない子供の目は見えている？
生まれたばかりの赤ちゃんはあまり目が見えていません。
個人差はあると思いますが、
わが家の子供たちは3ヶ月くらいには
笑いかけたら笑い返すようになり、
近くでおもちゃを動かすと目で追うようになりました。
それでもすごく近くでないと見えていないようです。
お友達の赤ちゃんはちょうど生後3ヶ月くらいでした。
お友達もまだあまり目が見えてないことを理解していて、
今読み聞かせてもわからないかな？
と思ったようです。
確かに私も当時、意味がないのかもしれないと思いつつ、
絵本を読み聞かせていました。
では、絵本の絵が見えないと
読み聞かせには早いのでしょうか？
子供は絵本を耳と心で聞いています
赤ちゃんは不思議なものでお母さんの声が分かります。
お母さんの声が聞こえると安心します。
何かしていて手が離せないときに赤ちゃんが泣いても
「ちょっと待ってね」
と声をかけると反応が返ってきます。
泣き止むこともあれば、近くにいるなら早く来てよと
余計に泣き出すこともあります。
ゆっくりと絵本を読み聞かせると
静かに聞いていたりします。
赤ちゃん向けの絵本は
同じ言葉を繰り返すものが多いです。
長男お気に入りの絵本も
同じことばが繰り返しでています。
赤ちゃんだけでなく、小さい子供は
お馴染みのやりとりを繰り返すのが大好きです。
おなじフレーズを繰り返して読んでいると
「あーあ」と一緒に声を出したりします。
だんだんと絵を目で追ったり、
次のページをめくってと催促したりするようになります。
成長に応じて、
だんだんと赤ちゃんの反応が変わっていきます。
繰り返し読み聞かせたので
長男が3歳になったときには文字はよめなくても
内容を覚えていて、
1歳の長女に読んであげていました。
次女が私のお腹の中にいるときは
上の子たちがお腹に向かって絵本を読んでくれました。
次女は胎内記憶があるのか、
「お母さんのお腹のなかで絵本を読んでもらった」
という話をときどきします。
本当に覚えているのか、
私が話したのを聞いていたのか分かりませんが、
お兄ちゃん、お姉ちゃんとのやりとりが
うれしかったのかもしれません。
子供への絵本の読み聞かせは親子の心がつながる時間
子供たちへの読み聞かせを思い返して
お友達に私は
今からでも読んであげたらいいんじゃないかな？
と伝えました。
目が良く見えているわけではないので、
絵本自体を楽しめるようになるになるのは
もう少し先になるとは思うのですが、
今からでもお母さんが自分に何かを読んでくれている
というのは伝わると思います。
長男がなぜ健診のときにもらった絵本が一番好きなのか
聞いてみると
「何が好きなのかよくわからないけど
ずっと好きだったのはなんとなく覚えてるから」
といいました。
私は絵本をもらった日から
目がまだあまり見えていないのも知らず、
暇を見つけては読み聞かせていました。
最初は聞いているのかな？見ているのかな？
という感じでしたが。
絵本は読み聞かせると脳の発達にいい
という話もあります。
それはどれほど効果があったのかは
実感できていませんが、
一つ実感して言えることは絵本を読み聞かせることは
絵本を通して、読む人と聞く人が同じものを共有することができ、
同じ時間を過ごすことができるということです。
その時だけお互いに
絵本のお話の中に入ったような気分になって。
そうやって一緒に子供と過ごした時間が
子供にとっても親にとっても
大切なものになると思います。
なので、今からでも時間のある時に
読んであげたらどうかな？と思います。
赤ちゃんとの貴重な時間、成長の様子を
楽しんでほしいと思います。
