赤ちゃんの寝かしつけ 抱っこはする?しない?
布団に横になってすぐに寝てくれたらいいのですが、
赤ちゃんを夜、寝かしつけようとすると
なかなか寝てくれないですよね。
抱っこしているとすやすやと寝てくれるのに
布団に置いたとたんに泣いて起きる。
せっかく寝かしつけたのに~と叫びたくなりますよね。
やっぱり抱っこされていると安心するんでしょうか。
赤ちゃんも態勢がしんどそうな気もするし、
親は腕もつらいですよね。
我が家には中1(長男)、小5(長女)、
ちょっと間があいて年少(次女)の3人の子供がいます。
3人3様に寝かしつけには苦労しました。
正直、3人育ててみてもコツのようなものは分かりません。
ですが、寝かしつけの時の抱っこについて
強く痛感したことがあります。
赤ちゃん寝かしつけの先輩に聞く「抱っこしない」派の話(長男の場合)
初めての子供ということもあり、
長男を出産してしばらくは
自分や夫の両親にお世話になることが多かったです。
なので、両親達からは自分の育児経験を
いろいろとアドバイスしてもらいました。
ありがたかった半面、
ちょっと違うんじゃないの?ということもありました。
よく言われたのが抱きくせをつけないことでした。
赤ちゃんが泣いてすぐに抱っこしてしまうとくせになり
親がずっと抱っこしておかないといけなくなり、
後々の子育てが大変になるからということでした。
自立させるためにもちょっと我慢させることも必要だと言われ、
ただかわいがるだけではダメなんだなと
親としての自覚が目覚めた部分もあります。
私はこのアドバイスを素直に聞いて
長男が泣いてもすぐに抱っこしませんでした。
その分、声をかけたり、バウンサーを揺らしたりしました。
抱きくせがつかなかったからなのか
長男はそれでもしっかりミルクを飲めば
よく寝てくれました。
長男が1歳になったときに2人目を妊娠しました。
お腹が貼り気味で
重たいものを持ったりしないようにと産院で言われ、
ますます長男を抱っこする機会が少なくなりました。
赤ちゃんの寝かしつけ「抱っこしてもいい」と思えた話(長女の場合)
長女が赤ちゃんのときは夜泣きが激しくて、
抱き癖をつけないが通用しませんでした。
抱っこしないと寝なくて、
泣いてしまうと上の子まで起きてしまうので、
やむなく抱っこをして寝かしました。
やっと寝た二人の寝顔を見るのが
一日で一番達成感を感じるときでした。
当時、お世話になっていた
ファミリーサポート※注1の方から
「抱きくせをつけないって私たちの時は言われたけど、
あれは親の都合よね。
赤ちゃんが求めてるんだもの
思いっきり抱いてあげたらいいのよ。
私は息子をあまり抱いてやらなかったことを
今でも後悔しているの。」
と言われました。
それを聞いたとき、その通りだと思いました。
それからは抱くことに躊躇がなくなり、
長女もそして長男も思う存分、
抱っこしてやろうと思いました。
たどり着いた私なりの抱っことの向き合い方(次女の場合)
長男、長女もだいぶ手がかからなくなったときに
3人目が生まれました。
3人目も夜泣きがひどく、後追いも一番ひどかったです。
でも、上2人の経験があるからこそ、
こんなかわいい時期は今しかない。
後追いするのも、抱っこしてとねだるのも今だけ
というのがわかっているので
上の子2人とは全然心持ちが違いました。
ミルクの匂い、ちょっと臭いけど癖になる頭の匂い、
柔らかい抱いたときの感触、ずしっとした重さ。
赤ちゃんを抱っこしたときでないと感じることができません。
3人目でやっと気づきました。
3人目は体力的にはきつかったですが、
本人が泣き止んで眠るまで存分抱っこをして寝かしました。
あと何日抱っこできるかな?と思いながら。
抱っこしなかったことをちょっぴり後悔
後悔しているのは、
やっぱり長男をもっと抱っこしたらよかったということです。
今では中学生。
ついこの間、身長を抜かされました。
反抗期も入ってきて、
一緒に歩くのもちょっと恥ずかしそうです。
天使のようにかわいかった長男。
今でも十分かわいいのですが、
今では抱き着こうとするとうっとうしがられるので
もうできません。
もっと思う存分抱っこをすればよかったと思います。
赤ちゃんを抱っこできる期間は長くない。疲れたときは一休みしよう
自分も寝られず、寝不足で心身ともに大変ですよね。
寝不足で頭がまわらず、イライラもするし、
なにより体力がいります。気休めかもしれませんが、
いっぱいいっぱいになったとき、
ちょっと深呼吸をしてみてください。
抱っこできる時間はそんなに長くはないです。
そんなに先ではないうちに
抱っこしたくても抱っこできなくなります。
ちょっと疲れたら三角座りで太ももに乗せて揺らしてみたり、
スリングや抱っこ紐もいいものがいっぱいでているので、
育児グッズをうまく使いながら、
赤ちゃんがいるという貴重な時間が
少しでも楽しいものになればなと思います。
※注1 ファミリーサポート…自治体が主体となって運営している地域の子育てを助け合う活動。
支援を受けたい会員と支援を行いたい会員とで構成されています。
主に保育園、学校などの送迎や子供の預かりなどをしてもらいます。